2月1日〜8日に行われた『ビラボン・プロ・パイプライン』で、今年のCTツアーが開幕した。
2010年に死去したアンディ・アイアンズの追悼イベントとして定着したパイプラインは、ハワイアンはもちろん、多くのサーファーにとって特別な場所だ。
初戦ラウンドは2月1日、4-6フィートのクリーンなスウェルでスタートした。日本人の母を持つインドネシアの和井田理央は、初戦を勝ち進むと、2戦目では同じ日本人の母を持つオーストラリアのコナー・オレアリーと対戦。パイプのバレルをメイクして、7.00、6.60をスコアを出しコナーを下して勝ち進んだ。和井田は、次のRound of 16では、ジョアン・チアンカに逆転負けするも、CT初戦で9位と好成績で大会を終えた。
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五十嵐カノアは、Round of 32でジョアン・チアンカ(BRA)と対戦。ジョアンがヒート開始早々バレルをメイクして8.67のハイスコアを出す中、カノアはバレルにチャージするもあと一歩メイクできず、ヒートが伸ばせず17位で開幕戦を終えた。
Round of 32から決勝までは2月7日・8日で行なわれた。メンズ決勝は、イタリアのレオナルド・フィオラヴァンティとオーストラリアのジャック・ロビンソン。ラスト10分でジャック・ロビンソンが見事なトップターンで6.00を出し逆転。CT通算4度目の優勝を飾った。
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ウィメン決勝は、オーストラリアのタイラー・ライトとハワイのカリッサ・ムーア。カリッサがバックドアの数少ないバレルをメイクして7.17をスコアし、最後に出した3.83と併せて逆転に成功。パイプイベントでの初優勝となった。
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2月12日にはすぐに次戦サンセットプロが開幕する。
『Billabong Pro Pipeline』結果
メンズ
1位 ジャック・ロビンソン(AUS)
2位 レオナルド・フィオラヴァンティ(ITA)
3位 カイオ・イベリ(BRA)、ジョアン・チアンカ(BRA)
*9位 和井田理央(IDA)
ウィメンズ
1位 カリッサ・ムーア(HAW)
2位 タイラー・ライト(AUS)
3位 レイキー・ピーターソン(USA)、ベティルー・サクラ・ジョンソン(HAW)
Article by Shiori.H