バリが世界的なサーフィンの地として有名なインドネシアだが、バリ島以外にも、ロンボク、メンタワイ、バツカラス、アチェ(シメルー)、スカブミ(チマジャ)など数多くのサーフスポットがある。
またインドネシアは1万3,000以上もの島々からなり、火山、熱帯雨林、海・川・湖など深く豊かな自然を感じられる国でもある。
そんな土地に住む者の一人として、豊かな自然とサーファーを魅了する様々な波を探す旅をお届けしたい。
インドネシアで波と自然を感じる旅 ウェストジャワ(ジャワ島)・スカブミ
首都のジャカルタがあるジャワ島の南西部に位置するスカブミエリア。ジャカルタから車で3~4時間南下してたどり着く、ジャワ島屈指のサーフィンエリアだ。ジャカルタ周辺に住む日本人を含めた外国人がコンスタントに波を求めて訪れる。
ウェストジャワ屈指のサーフスポット・チマジャ
このスカブミエリアの中でも特に有名なスポットがチマジャ(Cimaja)だ。チマジャのメインポイントは、ポイントブレイクできれいに割れるライトウェーブ。
比較的メローで初心者や中級者が楽しめる日もあるが、サイズが6ft・7ftを超えてくるとホレやすく、かなりパワフルでバレルも現れる。
チマジャから1時間、絶景と滝をめぐるドライブ
チマジャには何度もサーフィンをしに来ている筆者だが、たまたま波が小さい日にローカルにおすすめされたのが滝をめぐるドライブだった。チマジャから1時間強、プラブワンラトゥ湾沿いに車を走らせると、丘から広く海を見下ろす絶景やいくつもの滝が点在するCiemasというエリアに入る。
滝に向かう道中で出会った景色たち
絶景を楽しみながら道を進み、最初に訪れたのは『Curug Larangan』という滝。ここは案内の看板もなく、車を降りてから少し歩かなければならないためか、人も少なくひっそりとした雰囲気だった。Laranganとは禁止・禁断という意味らしい。
さらに車で20分程走り、次に訪れたのは国立公園になっている滝『Curug Cimarinjung』。こちらは駐車場から5分も歩けば、大きな水音と崖ともに滝の姿が現れる。
比較的コンスタントに波があるチマジャだが、少し時間をとって絶景と滝を探索するのもおすすめだ。
Article by Shiori.H