日本で最も美しく、最も高い山である富士山。筆者はまだ登っていないが、いつか登ってみたいと思っている。富士山は、富士山本宮浅間大社と、その配下の千を超える浅間神社のご神体である。
この神聖なる偉大な富士山を見させていただきながら、富士五湖、忍野八海と、逆さ富士で有名な田貫湖を巡る小旅行に出かけた。霊峰富士を前にすると、背筋が伸び、しゃんとした心持ちになる。偉大なる存在に見つめられているかのように。
富士山が見えてきました。
山中湖まであと2kmです。
だんだん近づいてきました。
富士五湖のひとつである山中湖へやってきました。
山中湖近くの信号の横に、富士山のかわいい看板がありました。
16時頃到着。太陽が傾きかけている時間帯で、残念ながら富士山が逆光になってしまいましたが、それでも山中湖と雄大な富士山とのコラボレーションに圧倒されました。
続いて世界文化遺産に登録されている忍野八海へ。
近くに300円で停められる駐車場がありました。
「近道2分」の看板通り、歩いてすぐ。最初に着いたのが八海の中で最も有名な第5番霊場の「湧池」です。
予定より到着が遅れてしまい、本来ならば1番から8番まで順番に回りたかったのですが、今回は近い池から順々に回ることに。
セキショウモが生い茂り、隅のほうでカモが2匹優雅に泳いでいました。
昭和9年に国指定天然記念物に認定されているそうで、他にも昭和60年には名水百選、2013年には世界遺産に認定され、八海ではもっとも有名な池だそうです。
続いて第6番霊場の「濁池」へ。
一見したところ濁っていませんよね。案内板によりますと、なんでも、みすぼらしい行者が一杯の水を求めたが断られ、池の水が濁ってしまったという伝説があるそうです。
次は第4番霊場の「銚子池」へ。
細い道を入るとすぐのところにあります。私たちが行ったときは、泥?なのか、水面に沢山浮いていました。
しばらく川沿いの道を歩いていくと、「はっかいばし」という短い橋が見えてきました。
橋を渡って少し歩くと第2番霊場の「お釜池」が見えてきました。
忍野八海で一番小さな池とのこと。
小さいながらも一部分が穴のように深くなっており、その部分は吸い込まれそうな程の青さでした。
ここから本来ならば第1番霊場に向かいたかったのですが、徒歩で20分ほどかかるとのことで今回は断念。この池だけ他の7つの池とは離れた場所にあるんですね。お釜池から引き返して、中池へ向かうことにしました。
こちらは忍野八海ではない人工の池「中池」です。
水深8m、コバルトブルーに輝く水に沢山の鯉が泳いでいます。覗き込むととてもきれいなのですが、なんだか吸い込まれてしまいそうなほど濃い蒼い水でした。
日本名水百選に選ばれている富士山の湧水がありました。「健康増進長寿の泉」とのこと。富士山のパワーでご利益がありそうです。
中池をさらに住宅街の方へ進むと、第7番霊場の「鏡池」があります。
鏡池に富士山がうっすら移っていました。鏡池と富士山とのコントラストが美しかったです。
鏡池をさらに住宅街に向かって歩いていきます。すぐのところ、カーブミラーに「菖蒲池」の案内が。
周りは住宅街でした。田舎の田んぼにお邪魔している気分になりつつ、菖蒲池へ。
鯉が沢山いました。ここの菖蒲を体に巻き付けると病気が治るという言い伝えもあるんだとか。
残念ながら資料館の中にある第3番霊場の「底抜池」には時間の関係で行けませんでした。出口池と共に次回のお楽しみにしたいと思います。
すっかり日も落ちてきましたので、今日の宿泊場所へ向かいます。
ホテルレジーナ河口湖へ。全室から富士山が眺望できます。
今回は6階のデラックスツインへ宿泊しました。
リビングルームとベッドルームに分かれており、テラスで繋がっています。1泊にはもったいない広さでしたが、夜に友人はベランダで星景写真を撮るとのことで、疲れて一刻も早く明日に備えて眠りたかった私にはありがたい間取りでした。
夕飯は近くの居酒屋さん「桜坂」へ行くことにしました。
BELLというショッピングセンター内にあります。
さほど広い店舗ではありませんが、テーブルも大きく、ゆっくり過ごせました。座席数が多くないようだったので、あらかじめ予約した方がいいかもしれません。
桜坂サラダ、ボリュームがありました。
枝豆にお刺身と定番を注文。
この焼き鳥、私も友人も一番のお気に入りで、とってもおいしかったです。
〆にお茶漬け。このお茶漬けがかなりボリューミーでお腹いっぱいになりました。
ホテルへ戻り温泉へ。カルシウムとナトリウムを含んだ河口湖の源泉なんだそう。浴場の洗い場は5ヶ所とのことで、全体的にちょっと小さ目でした。込み合う時間だと洗い場待ちがあるかもしれません。
私はお部屋に戻り次第、明日に備えて就寝。おやすみな~い。
(Vol.2に続く)